あっという間に年の瀬。
大まかで申し訳ございませんが、近況報告と今年の大興善寺を振り返りました。

年の瀬も慌ただしく

気温は低めですが好天に恵まれ、元気な状態で年が越せそうです。

いつに変わりなく、雑事に追われ、何かと心配事も多く、出世間 の世界に身を置きたいのですが、どうにもなりません。

「住職が十職のつもりで頑張らなければ寺は維持できない」

という覚悟が必要だと承ったことがあります。それも寺によりけりでしょうが、我が寺は、先代からの伝統で、何かとことの多い寺。

ご本尊さまが立っておられるから、大興善寺の住職は行動派だという人もいます。

ゆく年を振り返り

今年は1月末の記録的な大雪に始まり、熊本大震災という思いがけない天災に逢い、さまざまな体験をしました。

5月10日過ぎ、熊本まで車を駆って御見舞に出かけた体験も、忘れられません。

ミルクロードというロマン漂う名称の道では肝を冷やす思いをしましたし、阿蘇神社山門倒壊の有様は大きな衝撃でした。

自然現象には、坑がえぬことを痛感した年でした。

大興善寺を取り巻く自然

なにやかや、右往左往するうちに年末となりました。

裏の契園は、紅葉シーズン終了と同時に観光客も途絶え、今度は、招からざるイノシシがやってまいります。

2km以上の外周を、ぐるりと電柵で囲んでおりますが、山林に囲まれた園内、木の枝が落ちて電線が切れると、もう効果はありません。

イノシシのお出ましで、石積み、木や擬木の階段は、ひとたまりもありません。

自然とのせめぎあいは、樹木の管理にしても然り。勢い良く伸びる枝木の精力をそぎ、いかに日当たりをよくしてつつじの花を咲かせるか。これも頭の痛いことで、手に負えないほどのエネルギーを費やしております。

自然とのおつきあいの中で

つつじの花も 秋の紅葉も、全て自然からの恵みです。しかし、自然からのお仕置きも、気が遠くなるほど大です。神仏を尊び、自然への感謝に生きた、日本ならではの文化を伝承して、まいる以外はないようです。

近頃は、専ら山歩きが多くなっていますが 、昨日は、契園頂上の「契山観世音」のお像のそばに、本堂に安置する「青沼茜雲画伯」が描かれた「花の寺大興善寺」と題する洋画の、複製コピー版を飾りました。

お観音さまご参拝の方に、絵の雰囲気にふれていただいて、ご縁の契を深めていただきたいとの願いからです。

本堂に上がってご参拝頂けば、その原画とともに、他の2点の大作にもお目にかかれます。

今年は随分少ない投稿でしたが、気が向けば、来年はもっと筆を進めるつもりです。更に来年、新しい年がいい年でありますようお祈りします。

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