もみじの頃ともなると、いろいろの知己が大興善寺を訪れてくださいます。感想なり印象なりを聞かせていただくわけですが、いくらか儀礼的な賞賛が含まれていたとしても、皆さんにお褒めをいただいて、気をよくしているところです。
 色づくまでは随分心配しましたが、それは杞憂で、公園に入ると皆さんから、「きれいなもみじを有難うございました」と声をかけられます。今日も500人を超える人が大興善寺にお出でになりました。
 500人を多いと思うか少ないと思うか、是は大問題です。10年前もみじは色づけども閑古鳥が鳴いていたことを思えば、もう、それは、大変な繁栄です。しかし、よその紅葉名所が1万人の人出だと聞けば、こんなにすばらしいのに、何でこれくらいの人しか見向いて下さらないのだろうかとなれば、さびしい思いにもかられます。
 駐車場のバスレーン新設、日本庭園オープン、ライトアップの施設整備等々、先行投資で施設の充実を図ってきた経過からみれば、多くの人にお出でいただくことが何よりも有難いことです。
 このブログにしてもホームページにしても、参拝者が増えることを願っての布石です。
 宗教法人が経営する施設ですから、理念は、つつじや紅葉を通して、仏性の普遍を敷衍することにあります。
 先代住職が、この世の浄土を、この地に実現したい。「美しいものを見て腹を立てる人はいない。みんな仏様のように美しい心になる。」いつも熱情を込めてしゃべっていた言葉を思い返しながら、ただ、美の世界を創造し世に広めることを天命と思って、頑張っている次第です。