今年初めての会議「宗務所長会 会長会」出席のため天台宗務庁へ参りました。
 天台宗は、ご承知の通り、平安時代、伝教大師最澄さまによって開かれた宗で、今、開宗1200年の行事を進めておりますが、宗の運営は、極めて民主的な制度のよって為されております。11月末、宗務総長の選挙が行なわれ、滋賀県金剛輪寺住職「濱中光礼師」が他の2候補を破って当選されました。全国3000か寺の住職、副住職に選挙権があり、直接選挙によって選ばれます。全国30の教区にしてもその長である宗務所長は選挙で選ぶことになっております。(実際は対立候補がなく、無投票で決まることの方が多いのですが) 議決機関としては教区毎に選ばれた29名の議員による宗議会があり、本山延暦寺からも1名の議員が出ています。そのほかに、宗機顧問会,勧学
院、審理局、教師選考委員会、所得調査委員会、布教委員会など数多くの委員会で、衆知を集めて審議するシステムが採られています。全校的な組織ですから、民主主義を維持するのも大変ですが、きちんと公明正大に運営されていると信じています。
 この度の会議は「宗務所長会 会長会」で、全国30の宗務所を4ブロックに分けておりますが、4人の地区会長さんにお集まり願い、各教区から寄せられた要望をまとめて
宗務総長、総本山に提出するための会議でした。
 12月に発足した内局で、総長さんはじめ部長さん方、緊張の面持ちで、7項目にまとめた、私たちの要望を受けて頂きましたが、その回答は3月15日です。
 中外日報の記者さんから、どういう要望を出されましたかという取材を受けました。「宗政の継続性という観点から、西郊内局が進められた、開宗1200年の慶讃事業や機構改革については、その精神を踏襲していただく必要があると思いますが、改革すべき点については、勇気を持って断行してください。」というのが要望の大筋ですと申し上げました。