10月は何かとことの多い月で、やっと落ち着いたところです。
10月11日、天台宗として初めて鹿児島での催しをサンロイヤルホテルで開催しました。「薩摩と比叡山」という仏教音楽と講演の集いは、予想をはるかに上回る参加者でした。500名分の資料は、開会前になくなり、会場も急遽、椅子を運ぶということとなり、嬉しい誤算でした。
九州西教区声明研究会の声明公演、鹿児島大学教授「原口 泉先生」の講演、日置市に本部がある天台宗常楽院法流の鹿児島県文化財の「妙音十二樂」の演奏、宮崎県からお越しの盲僧、最後の琵琶法師としてやがて人間国宝にも推挙が待たれる「永田法順師」による琵琶の語り、最後に鹿児島で天台僧侶としてご活躍の「宮下亮善師」が壇上に上がって「一隅を照らす運動」の実践としてのミャンマーの山間僻地に、26校の小学校建設をなさった活動が報告されました。閉会の挨拶では、寺田委員長が、宮下師への協力を呼びかけられ、3時間半に及ぶ中身の濃い、天台宗開宗1200年の特別布教の会が無事終了しました。700名近い方が、それも、天台宗の檀家がまれな鹿児島で、このように大勢の方がご参加いただいたこの集いは、天台宗開宗1200年記念というにふさわしい会でありました。
それにもうひとつの感動は、開宗1200年に当たり、画期的な事業を完成された京都大原三千院での16日の円融蔵竣工の催しで、法要から最後の祝宴まですばらしい感動的な一日でした。新たにオープンした文化財の収蔵展示の建物には、国寶往生極楽院の舟形天井の仏画が、平安時代そのままに復元されておりました。現代の科学の力によるもので、特殊な技法で映し出された国宝阿弥陀堂の天井をもとに、その当時に忠実に再現されたものです。新聞、テレビでも紹介されていますが、皆様、間近に、ぜひ、ご自身の目でお確かめいただくことをお勧めします。