今日は大津市坂本 天台宗務庁で開かれた会議に出席しました。3千ヶ寺あまりの天台宗ですが、時代と共に活動の範囲も広がり、組織も次々に家を増築をしていくように膨らみ、仕事が増えるに従って、部や課が増え、委員会も増えて参りました。
そこで、宗務庁の組織や仕事を、整理統合、時代に即したものに改革しようとして発足したのが、この機構検討委員会ですが、これも長年の懸案で、宗務総長からいえば、多紀総長時代から始まり、杉谷総長、藤総長、西郊総長を経て、現濱中総長まで、一期4年として20年にわたる審議を重ねることになってしまいました。といっても私がかかわるようになったのは、今期が初めてです。この委員会は来年1月で委員の任期が切れますので、一応の結末をつけるべく、年末に係わらず今日の会議となった次第です。
 何とも慌しい事ですが、天台宗の宗務運営は、このような委員会が先にあって、審議を為し、答申をしたり、決議をしたりします。
 制度の改廃となれば、次は宗議会です。そこで可決をして実施となります。
 中央教師選考委員会では、大僧正から僧都、律師までの昇補を審議しますし、中央所得調査会では、宗費の寺院の負担金額を審議しますが、これらは、この会議が最終決定で、議会にはかかりません。4年任期で30以上の委員会があって、年1回のものから数回のものまでこれも多様です。
 このようなあり方そのものが審議の対象になっている機構検討委員会で、先の事を予測するのは難しいことですが、専制や独裁的な運営を排し、あくまでも衆知を集め伝教大師大師さまの精神を現代に生かしつつ、将来の発展が展望できるような、宗団づくりを目指すことは、非常に大切なことです。
 宗務庁の役割は、所属する各寺院へのサービス活動と位置づけ、皆で力を出し合い、その結果として大きな成果があがるよう改革をめざしたいものです。