3月26日 毘沙門堂門跡 叡南覚範新門主晋山式のご案内をいただきました。
毘沙門堂ですぐ思い出すことは、一昨年夏、当時のご門主であった森川大僧正さまをお訪ねしたときのことです。その日、たまたま、映画かテレビドラマのロケがあっており、宮沢りえさんが、撮影を終えて控所に戻ってこられるのに遭遇しました。それで、このブログに記しておりましたところ、かなりの方のお目にとまり、それが、2年後の今でも続いておりますから驚きです。 
毘沙門堂は、天台宗にとっては、京都五門跡寺院の一つで、格式高い寺です。近年、しだれ桜の名所として訪れる方も増えているようですが、大型バスが入れないのが難点です。大勢の参拝を募ってお参りしたいのですが、山科から20分の道程で、思うに任せません。毘沙門堂だけでなく、由緒のある寺でも、道路の事情でお参りしにくい寺が結構多いようです。新天台座主「半田大僧正」が門主として1月まで住しておられた曼殊院にしても然りです。寂光院さんや二尊院さんも20分程度の道程、田舎から年配者を引率しての参拝は骨折れます。
しかしながら、昔は、一里程度歩いてお寺参りは普通でした。大興善寺にしても、基山駅から1時間かけて歩いて参拝されておりました。昭和30年代頃から徐々に生活の様式が変わってきました。21世紀の今では、田舎では家族の数だけ車があるような時代になりました。
比叡山にしても、昔であれば、ケーブルを降りて根本中堂にお参りするくらい、何の抵抗もなかったのですが、今では駐車場から延暦寺会館までの歩行も大変という声もあります。
しかしながら、自分の足で歩いてお参りするほうが、少しぐらい骨折り汗をかいてお参りする方が、感動ははるかに強いようです。
参拝旅行にしても、便利さのみ追うのではなく、いくらか時間をとってでも、あえて、体を動かす試みも必要です。その意味で、天台五箇室門跡参拝は、格好の対象です。チャレンジはいかがですか。