昨日の午後 出発。松江に参りました。去る2月27日に御遷化の谷村常昭大僧正さまの本葬に参拝するためです。

谷村大僧正さまの本葬は、今日11日午前十時からご自坊の普門院で勤修され、お導師は、三徳山三佛寺米田大僧正。山陰教区のご寺院多数ご随喜のもと、天台宗務総長の濱中師もご参列いただき、生前のご人徳お人柄に帰依する檀信徒はじめ多くの方々が境内一杯にご会葬なさっておりました。

谷村大僧正とは、平成7年、私が始めて宗務所長に任ぜられた時からのご縁で、その時、師は全国宗務所長会会長で、暖かいお人柄や豊かな識見でもってお導きいただいたことを追懐し、せめてもの報恩とお参りさせていただいた次第です。それに、私自身が、倉吉市小徳寺兼務住職として、山陰教区にご縁をいただいていることもあります。

普門院は、松江藩歴代祈願所として、江戸時代、松江城近くに建てられた寺で、殊に茶の湯に造詣の深い松平不昧公が、しばしば訪れになった「三斎流茶室観月庵」を有することで知られています。
詩人であり、また日本野鳥の会生みの親でもある「中西悟堂さん」は、天台宗のお坊さんで、大正11年から12年の一年余り、この寺に住職として住まい「極光」の編集をされたということです。

今日の本葬に際し、濱中宗務総長と私は、この由緒さる茶室「観月庵」を控室としてご案内いただきました。そして抹茶のおもてなしを受けました。
諸行無常とはいえ、尊敬する先輩が冥界に旅立たれることは寂しい限りです。