先日、「忙しい」は「心を亡くする」という漢字だから使い辛いと申し上げましたが、「慌しい」も「心が荒れる」でもっと使えない漢字となりそうです。

「もういくつ寝るとお正月」子供たちには待ち遠しいお正月でも、昨今の社会の動きを見ていると、なんとも大変は年の瀬です。
世の中は、希望しない方向に向かって動いているようで、その動きを止めて、反対の方向に回すには、すごいエネルギーを要します。
舵取りの難しい日本の未来。これは政治経済だけの問題ではなく、宗教の未来についても言えそうです。「混迷のときであるからこそ、宗教者の出番だ」と言われても、それに向かって行動するマニアルもビジョンも不十分です。

そのような、根幹に関わる大問題より、田舎の一寺院にとっては、差し迫った初詣の受け入れをどうするか、お天気の具合とにらみ合わせ、境内清掃のスケジュールを決めなければなりません。

除夜の鐘から初詣まで、お天気に大きく左右されます。
昨年は、除夜の鐘の折、雪に見舞われました。今年はどうなりますか、気のもめることです。

新春の新しい企画として、太宰府天満宮本地仏十一面観世音菩薩が、国立博物館に出展されたことを記念して、正月3か日、13時から14時まで、法話の後、ご仏像の特別拝観を企画しています。

お正月には、仏さまの導きによって、お参りの方と身近なご縁が始まります。そして、そのご縁が幸せのスタートになることが、なりよりのご利益です。

「慌しい」という落ち着かない、そわそわした世界から、「円頓章」の「寂」の世界へと、仏さまが導いてくださいますよう、仏さまのお力におすがりします。

明日は、檀家の皆様が、年末の大掃除に集まってくださいます。