星祭といえば節分、節分といえば豆まきを連想しますが、当山は、私の子供の頃から、節分には、一年の日数の数、365巻の般若心経を読誦するのが慣わしで、今もそれを行っております。近頃は護摩供を修しますので、あらかじめ300巻ほど読んで、残りを夜8時からの護摩で完了するという方法で行っております。

しかしながら、参詣者に対する節分の法要は、節分に近い土曜日曜に行っています。参詣の皆さんの要望もあり、お接待の人手もそろえやすいので、ここ30年くらいこの方法でやっております。すっかり、定着していますし、他の社寺と重ならないのでこの方がよいとおっしゃる方も、結構多いようです。今年の場合は、月をまたいで1月31日と2月1日となりました。

私の子供の頃は、星祭と開運護摩祈祷を切り離して、護摩祈祷は2月1日2日3日。そして星供は節分夜の行事だったようです。
星祭のお札は、村に配ってくださる方がいて、一軒一軒回ってもらっていました。遠いところは泊りがけで出かけていただきます。その頃は、博多からの参詣の皆さんも泊りがけでお参りになっていました。 

戦後の食糧難の時代は、買出しを兼ねて、家族そろってのご参拝があっていました。あの当寺、お母さんやおばあちゃんに連れられてお参りになっていたお子さんも、今は、私と同じ年配で70歳前後の齢。時々、あの方はまだ元気でおられるだろうかとの思いがよぎります。

先代住職は、家族はお粥をすすっても、参拝者には白いご飯を振舞っておりましたので、信者さんにも大人気でした。

今は、すっかり様変わり。本堂にあふれる参拝者も、法要が終わって1時間もすれば、お寺は潮が引いたように静かになります。

お客さんを迎える、布団のそそくり(修復)は必要ありませんが、車の整理が必要となりました。

随分世の中は変わりました。
それでも、昔ながらの行事が出来ることはありがたいことです。
元気で皆さんとお会いできることを楽しみに、準備を進めています。