大興善寺は、天台宗の九州西教区に属しております。福岡県佐賀県長崎県熊本県にまたがり120ヶ寺の法人寺院があり200余人の僧侶がいます。

この九州西教区最長老が「脇山慶舜大僧正」でしたが、1月31日ご遷化との知らせがこの程届きました。享年100歳、また私たちは、尊敬する大先輩を失いました。

気取りのない温厚なお人柄で、お年を召しても体が動く間は、12月の天台宗一斉托鉢には決まってご参加をされておりました。
研修会はじめ教区の会合でも、よくお顔を拝しました。そしてニコニコと若い私たちにも気軽に声を掛けて下さっておられました。

佐賀市内の「本荘院」が住職寺で、その寺は「方除のお札」が有名だとお聞きしておりました。

かつては、宗務所長選挙に立候補されたこともあり、教区主事や監事、天台宗中央選挙管理委員を歴任されています。

私の身内である佐賀県杵島郡白石町「安福寺」の法嗣が結婚した時は、戒師を勤めてくださり、大変感銘深い結婚式となったことが思い出されます。もうあれから20年は経つでしょう。あの時結婚した若い夫妻も、今年4月長女が大学進学を迎えますので、まさに光陰矢の如しです。

老いても若い気持ちを失わず、お寺を護ってこられた大僧正も、年には勝てず、介護を要する境遇にて最期をお迎えになったとお伺いしました。

それにしても、百寿を全うされとことは素晴らしいことで、亡き大僧正さまの暖かいお人柄の温もりが、残された者の心に永久に刻まれ、永遠の灯りをともし続けいくことを願わずにはおられません。

永年にわたるご恩顧に謝し、謹んでご冥福をお祈りします。