19日の年末大掃除は60名の方がお出でになりました。境内の大掃除、仏具磨きなど、見違えるようにさっぱりとなりました。今年は、久しぶりに最初予定していた日に掃除が実施できました。(ここ数年、雨や雪で順延続きでした。)12月にしては暖かい日で、助かりました。

掃除終了後、檀家さんも多数お集まりでしたから、新しい役員さんの選出や「法嗣」の得度についてのお願いなど、いくらかご協議もいただきました。

この日は、掃除ため、本堂での祈願が叶いませんでしたので、ご参拝者の祈願は、急遽、薬師堂に変更し勤修しました。

大興善寺は、歴史的に、祈願寺として継続された寺でありますが、近年の傾向として、祈願を機縁としてお寺に親しまれ、年回のご法事や、亡くなられた身内の葬祭に関わらせて頂くこともございます。

本堂の前に、無人のお札授与所があって、交通安全のお札や十二支のお念珠などを並べておりますが、参拝の皆さまがよく受けていかれるお札は「安産」のお札や「火災除け」、それに「三寶大荒神」のお札などです。 
昔ながらの、親から子への受け継ぎが生きていて、現代的な台所であっても、竃の神様である「お荒神」さまをおまつりしてあるところは、結構あります。お母さんがお嫁さんのためや、嫁いだ娘さんのため「安産」のお札を受けていかれる姿には、ほのぼのとした慈愛を感じます。

お札がもたらすご利益は、それを受けていただく人の心によって輝き大きくなるのです。 

神仏を尊び大切に思う、そのような文化が、家庭の幸せを呼び覚まし、知らず知らずのうちに「家内安全」の世界へと導かれるのではないでしょうか。

あと10日で、年末。今年も元気で過ごせました。それぞれ思いは異なっても、ささやかな幸せを感謝したいと思います。