今までに例を見ないほど遅れた紅葉でしたが、まずまずの色づきでシーズンを終了しました。

美の感動を、いささかなりとお伝えできたことを、お越しくださいました皆様や画像や動画でお楽しみいただいた皆様と共に喜びたいと存じます。

今年も随分気が揉める紅葉でした。しかし、しっかりと葉が枝に付いて、簡単には落ちなかったことが、美しい紅葉を描き出した原動力でした。「枝の先ほどまで葉っぱが付いている状態」 これを実現するのに気を遣い、日常的な手入れを継続するのです。
これは、ごくごく当たり前のことですが、今年はカメムシの異常な発生がありました。
4月5月の燃えるような新緑からスタートして、晩秋の紅葉までの7ヶ月。気温、日照、湿気、すべての要素が絡み合い、その年その年の独特の展開があります。

大興善寺の場合、自然ではあっても、放置された自然ではなく、程良く管理された自然です。フォトコンテストで寄せられた、たくさんの応募作品は、貴重な植物の記録として活用させていただいております。
また、それは、よりよく公園を整備するための指南でもあります。

そろそろ、秋の作品が寄せられております。どんな写真が送られてくるか、大きな期待でお待ちしております。

シーズンを振リかえりますと、紅葉を通して、多くの出会いを頂いたことも、大きな喜びでした。お寺ならではの出会いは、法話をさせていただけることです。今年は、幾度か、浄土真宗のお方を迎えて法話をさせて頂く、貴重な体験も致しました。親鸞聖人750年忌では比叡山でも、多くの門徒さんをお迎えしておりますが、大興善寺にもご参拝いただき法話のご希望がありました。仏教徒として共に力を合わせ、生きる幸せと喜びを求めて、精進しましょうというお話ができました。
山田恵諦天台座主さまが、いつもおっしゃっていたことは、「◯◯宗という発想でなく、仏教徒としての自覚が大切です」ということです。
山田お座主さまのお顔を思い浮かべながらお話しました。

話があちこちに飛んでしまいましたが、目下、後始末の日々です。