星祭も終わり、春の兆しもあらわになり、公園の方もようやく、開園に向かって準備が始まりました。梅の花も咲いて来ました。昨年末からイノシシの被害が大きく、防除の電柵の補強工事に追われました。公園境内の周囲に2キロメートルほど設置しているのですが、少しでも弱いところがあれば、そこから侵入し、とんでもない被害をうけます。周りの田畑に金属の防除柵が張り巡らされ、行き場を失ったイノシシたちが寺の境内に侵入して、庭を荒らし植木や花の苗を踏み倒したり、根こそぎ堀り返したり、田舎の寺なるがゆえの被害に手を焼いております。それでも、作業してくださる方がいるから何とか対応をしていますが、その分、公園の開花準備の作業に支障があります。来週になれば「木こりさん」たちの作業が始まります。
今年は、モミジの元気回復にも力を入れたいと思っています。

去る12日は、久留米市で開催された「筑後川流域クロスロード協議会シンポジウム」に参加して、神戸国際大学教授の「中村智彦先生」の講演を聞き、久留米、鳥栖、小郡、基山の首長さん方のご意見を拝聴しました。佐賀福岡の県境のわくを超えた団体が主催するこの催しは、大興善寺にとっても、有益な展開につながる方向をめざしておりますので、今後の発展に期待しているところです。報道機関に対する意見として、「県」の垣根があるため、ニュースが伝わりにくい、という現状をどうかして欲しいという注文が付けられておりました。私も、此の件については、常に、その不便を感じておりますので、此のような声が上がることに賛同します。
20日には基山町観光協会の理事会も予定されており、事務局を「町役場」から「商工会」に変えて、新たな展開をめざしていこうという動きもありますので、「佐賀県きやまの魅力づくり協議会」の活動ともからめて、今までにない動きを感じているところです。

2月13日、恒例の「修学院修正会」(しゅがくいん しゅしょうえ)が近隣の天台宗寺院総出で勤修されました。部内法要ですから、京都五箇室門跡の一である「曼殊院門跡 藤 光賢門主」も部内寺院「金乗院住職」として、わざわざ帰坊されて、「大般若会」のお導師をお勤めになりました。私も出仕して「始経師」の役をつとめ「法話」をさせて頂きました。
法話では、
『「般若理趣分」に「般若理趣金剛法門ヲ聞キ得テ、信解受持シ読誦修習スルコト有ルハ、一切ノ障法、皆コトゴトク消除シテ、定テ、如来執金剛性ヲ得、疾ク無上正等菩提ヲ證セン」と述べてあります。』ということから始まって、『今日、ご参詣の皆さまが、みな、仏さまのパワーを頂いて、ご元気で日々の生活を楽しんでいただきますようにと、お祈りしました。どうか、仏さまに、ご帰依を賜わりますように・・・』という趣旨を伝えさせて頂きました。
この「般若理趣分」の経文は、若いころ修学院先代住職「埜口順道大僧正さま」からご教導いただいた部分で、現住職の熱意にあふれた寺門護持へのお話とともに、先代住職の思い出も添え、霊山背振の法灯を今に伝える修学院さまのご隆昌を念じた次第です。

これからも日程は詰まっておりますが、やがてお彼岸、程なく開園式と進んでまいります。その間、つつじのPRから、町の観光に関わる協議などもあって、新たな展開が待っています。いい方向への期待を込めて私なりの情報を発信します。どうか、宜しくお願いします。